◆ロッド解剖 APIA GRANDAGE LITE 82&83◆

※個人ブログでも上げられていましたがこちらでも投稿させていただきます。

APIAが新しいカテゴリーとして“オールジャンル、汎用性の高さ”を目指したシリーズの【GRANDAGE】ですが、お陰様で多くのアングラーに使って頂いている。
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ただ、モデルが多い分似ているレングス、似ている表記の物も多い事も事実。ライトカテゴリーだけでもこんなにある。
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しかしその似ているモデルでも実際に使用してみるとテイストは全く違い、好みも分かれる。でも実際に使用してみるなんて試投会でしかできない。

という事で、今回はGRANDAGEシリーズで最近よく聞かれるこちらの二機種の違いを解剖していきたいと思う。


◆GRANDAGE LITE 82&83◆


今回比べるのはGRANDAGEの中にあるLITE(ライトゲームカテゴリー)の82と83。

まずはカタログ上でのスペックがこちら。
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GRANDAGEにはサブネームが付いているが、82はパワーフィネス&フロートリグ、83はスーパーライトショアジギングタイプ3、となっている。

これはユーザーにイメージを持ってもらいやすいようにAPIA側が付けているが、僕的にはこんなのシカトして使用している笑

だって、フロートリグもやらないし、スーパーライトショアジギングは新島か伊豆に行った時くらいしかやらない。

どちらもメバル狙いで使用しているロッドだ。
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さらに言うと、僕のメバルのスタイルはプラグオンリーの釣りなので、メバルをプラグで狙っている時に使っている竿となる。
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スペックとしてはラインがどちらも2〜4lb (これもこの範囲が使えると言うわけではなく、ユーザーに対してイメージさせやすいという意味も実はある)、PEは82が0.3〜0.6号、83が0.2〜0.6号。

83の方が細いラインを使うってことは繊細なのか?

ルアーウェイトが82が1〜12g、83が3〜15g。

おや?83の方が強い感じ⁇

では、実際にロッド を曲げて解説してみよう!

◆82VS83 40g負荷◆

まずはティップの曲がりを見てみよう。

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こちら40gの重さでティップがどれくらい曲がるかを試してみた写真。

83の方が若干ティップが入ることがわかる。

ちなみに目で見ても83の方が82よりティップが明らかに細い。

これは83にはソリッドティップを採用しているため、食い込みがよく曲がりやすいようになっている。

軽いルアーをティップで弾くように飛ばしたりするのには83は向いていると思う。

では、次に60g負荷の写真を見てみよう。



◆82VS83 60g負荷◆

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60g負荷になると、ティップの位置が逆転し、82の方が入っていることがわかる。

83はティップ先端部は柔らかいが、そこからベリーにかけて張りがあり強いことがわかる。

では、さらに曲げ込んでみよう。





◆82VS83 100g負荷◆

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100gにウェイトを上げてみた。

82はベリーにかけて緩やかに曲がり始めるのに対し、83はティップは食い込むがベリーの張りは残っている。

実際に魚を掛けている時がこれくらいは曲がるイメージだが、82は曲がりの支点がベリーに対して、83はティップから曲がっている。

魚の引きに対して柔軟にロッドが曲がってくれるのは82、ベリーの強さで魚を寄せるなら83、さらにはロッド操作をしてジグを操ったりする“動かす釣り”なら83だが、“巻きの釣り”なら82といったところだ。


◆82VS83 200g負荷◆

ではさらにウェイトを上げて倍の200gでロッドを曲げてみよう。

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さらに曲がりの支点がわかりやすく出た。

曲がっている方が82。ベリーにかけてしっかりと曲がり、柔軟に対応しているのに対して、83は張りが強くしっかりとロッド が残っている。

パワーファイトを必要とする場面でロッドをあまり曲げずに強い力を出したいときは83がオススメだ。

◆メバルにはどちらがオススメ?◆


正直、これを言ってしまうと元も子もないのだが、ここは完全に好みが分かれるところだとは思う。

僕も実際どちらも使うが、83が発売されてからは82の出番は無くなり83ばかりを使用している。

理由としては“硬くて張りがある竿が好き”と言うのが大きいのだが、あくまで狙いは“尺メバル”なので、パンチライン60などの5g程のルアーをフルキャストして遠投し、海藻や岩盤のエリアから主導権を与えず“柔軟”ではなく“強引”に引き抜くシチュエーションもあるから、である。
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実際今シーズン(緊急事態宣言前)に尺メバルを手にすることが出来たのだが、沖の海藻帯から引き抜き、更に手前にある海藻帯を交わしてランディングする事でキャッチすることができた。

(これについてはまたブログで紹介しようと思う。)
僕のスタイルと好みには83があってるが、曲がるのが好き、先調子より胴寄りが好き、と言う方には硬すぎると思うので82をオススメする。


ただし、一般的には82の方が好まれるかな?とは思う。
誰が投げても飛ばしやすいロッドで、素直なテーパーデザインだからだ。

一方メリハリの強い83はキャストに少しクセがいるかも知れない。
その分使いこなせるようになれば軽量のワームからメバルやシーバスのプラグ、小型メタルジグなど使用ルアーの幅は広くなる。




◆組み合わせているリール◆


ちなみに、この二機種に組み合わせているリールはSHIMANOのヴァンキッシュC3000MDHだ。
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圧倒的な軽さと感度で、僕の中ではプラグを使用した大型メバル狙いでは絶対的信頼を置いている。
(これについてもいずれブログに書こうかな。)

また、クルクルバチのシーバスにもこのタックル(83とヴァンキ)を使用しているので、スプールを2つ用意して0.4号と0.8号のPEを巻いて使い分けている。
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この通り、ライトプラグを使用したシーバス狙いにもオススメだからね♪




◆細かい部分の違い◆


グリップエンドの長さは若干83の方が長くなっている。
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これも好みのレベルだとは思うが、もし脇に挟んだり当てたりしたいのであれば83が良い。








◆総合判断◆


というわけで、総合的に見ると似ているようで少し違うこの二機種。
あなたはどちらが好きそうでしたか?

・ティップが繊細なのは83
・曲がるのは82
・強いのは83
・柔軟なのは82
・シャキッとしてるのは83

曲がって粘っての82か、シャキッと強めの83か。

僕は総合的に“尺メバルを狙う”、“ライトプラグのシーバスもやる”という面で83が好き!!


またこの【似てるけど違うシリーズ】の解剖ブログを別のモデルでもやってみますので、お楽しみに!!


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